ニュース 運輸 作成日:2014年3月12日_記事番号:T00049099
米プリンセス・クルーズの豪華客船、サン・プリンセス(7万7,000トン)は11日、同船舶をチャーターした海外台商旅行社(OTCTA)と、高雄港を母港とする契約を締結した。今年9~10月に高雄港からのアジアクルーズ5コースを計画している。料金は3日間1万7,000台湾元(約5万8,000円)から。呉松柏OTCTA董事長は、海外からの旅行者が高雄を訪れ、百貨店、ホテル、医療観光(メディカルツーリズム)などに経済効果をもたらすと述べた。12日付工商時報などが報じた。
プリンセス・クルーズ台湾支社の徐景奇総経理(右)は、今回のチャーターは期間、金額共に最高だと語った(高雄市政府リリースより)
OTCTAは、プリンセス・クルーズ台湾支社から、20日間2億元でサン・プリンセスをチャーターする。同社は2013年に台商(世界で事業展開する台湾系企業)126社が共同で設立し、クルーズ旅行を販売している。
ただ、主要顧客の中国人観光客は入手境許可証(ビザに相当)の関係で、クルーズで台湾に1回しか下船できない。呉董事長は政府に対し、複数回入境できるような措置を呼び掛けた。
契約に立ち会った陳菊高雄市長は、高雄港を母港としたクルーズを推進してきた高雄市にとって、重要な一歩だと語った。
高雄港に昨年停泊したクルーズ客船は前年比5%減の延べ19隻、旅客数は同59.6%増の4万8,888人だった。今年は52隻、10万人以上と大幅成長する予測だ。
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