ニュース 電子 作成日:2014年3月12日_記事番号:T00049112
液晶パネルメーカーが利益確保のため生産能力をスマートフォンやタブレット型パソコン向け製品に振り向けていることから、ノートPC向けパネルが大幅な供給不足に陥っているとの見方が出ていたが、12日付電子時報によると、例年の非需要期に当たる第2四半期を前にノートPCブランドのパネル調達が消極化しており、不足状況は改善しているようだ。
ただ業界関係者によると、11.6、14、15.6インチなど特定サイズのノートPC用パネルは依然、供給不足が続いているという。
こうした中、中国のパネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が第6世代工場の主力をスマートフォンおよびタブレットPC向け製品とし、韓国のサムスンディスプレイも将来性が懸念されるノートPC向けパネルの生産比率を引き下げ、タブレットPC向けに注力する一方で、台湾の友達光電(AUO)は生産ラインの調整を行い、ノートPC向けの受注増を図っているとされる。
なお液晶テレビ向けパネルは、労働節(メーデー、5月1日)連休向けの調達が始まった中国や北米で需要が急激に高まっている。しかしBOEやサムスンの同パネル生産量は増えていないため、一部で需給が逼迫(ひっぱく)しており、AUOや群創光電(イノラックス)が4K2Kパネルや曲面パネルの出荷を増やしているため、3〜4月は好業績が予測されている。
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