ニュース 社会 作成日:2014年3月13日_記事番号:T00049121
ある女性看護師が先ごろ、助手として手術に関わった際、麻酔を受けて意識のない状態で手術台に横たわっている患者をスマートフォンで撮影した上、フェイスブック(FB)に画像をアップロードし、「患者のプライバシーを侵害した」などと強い批判を浴びている。
7〜8年のキャリアを持ち、現在、馬偕紀念医院・台東分院に勤める女性看護師は11日正午ごろ、ある男性患者のカテーテル手術に助手として加わった。無事、手術が成功した後、彼女は自分のスマートフォンを取り出し、まだ麻酔から覚めず、全身に管を挿された状態の患者に術後の処置を施す同僚たちの姿を写真に収め、フェイスブックにアップした。
さらに彼女は写真に「PCPS(経皮的心肺補助装置)を装着。大仕事だった」と書き込んだ他、手術に携わった23人の同僚の名前を「タグ付け」した。なおこの記事がアップされた当初、多くの同僚や友人から「いいね!」が集まり、コメント欄には「お疲れさま」「すごいね」「プロだね」など好意的な言葉が並んだ。
しかしこの写真を見て不愉快に感じた一部のユーザーが蘋果日報に投書したことで、他の看護師などから「職業意識に欠ける」「看護師のイメージを低下させた」と批判が噴出している。
問題発覚を受けて病院側は、看護師に写真を削除するよう指示。彼女は12日午前に写真を削除した上でフェイスブックページを閉鎖した。馬偕医院・台東分院看護室の黄瑞蘭主任は問題の看護師について「騒ぎになった後、非常に後悔している」と説明。写真を撮影し、アップロードした理由について看護師は「奮闘の記録を同僚たちと共有したかった」と語ったという。なお彼女は既に患者の家族に謝罪し、許しを得たそうだ。
一方、台東県衛生局の盧道揚局長は、「看護師の行為は不適切で、病院側も監督責任を果たしていない」と批判。同分院に対する今年度の評価を減点すると表明した他、同看護師に対しては「医療法」違反で5万〜12万台湾元の罰金を科すことになると語った。
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