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早期肝臓がん新薬開発、メディジェンがリードへ


ニュース 医薬 作成日:2014年3月13日_記事番号:T00049132

早期肝臓がん新薬開発、メディジェンがリードへ

 新薬開発の基亜生物科技(メディジェン・バイオテクノロジー)の肝臓がん新薬「PI−88」の第3相臨床試験が順調に終了した一方で、同様に肝臓がん新薬「ネクサバル」の開発を進めてきたバイエルは11日、第3相臨床試験が失敗したと発表した。これにより、早期肝臓がん新薬の開発競争で、メディジェンのリードが確実な情勢となった。13日付工商時報が報じた。

 「ネクサバル」は当初、末期の腎臓がん、肝臓がん、甲状腺がんの治療用に開発されてきたが、2009年に早期肝臓がんの治療も用途に加えられ、PI−88のライバルになった。しかし、ネクサバルは末期肝臓がんについて、既に販売認可を取得しているが、早期肝臓がんに関しては、第3相臨床試験で副作用が大きいことが判明した。

 PI−88は年内にも販売認可が取得できる見通しで、発売後は世界で年間200億〜300億台湾元(約680億〜1,000億円)の販売が見込まれている。現在世界的製薬大手3社とラインセス契約に向けた交渉を進めている。