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酔っ払って棺桶に生き埋め、6日ぶり救出


ニュース 社会 作成日:2014年3月14日_記事番号:T00049150

酔っ払って棺桶に生き埋め、6日ぶり救出

 酔っ払って公共墓地の棺桶に閉じ込められた南投県の男性(53)が13日、6日ぶりに救出された。ふたが完全に閉まっていなかったため呼吸はできたものの、雨が降るまでは自分が排せつした尿を飲んで飢えをしのいでいたという。14日付蘋果日報が報じた。


棺桶から救出された男性。力が入らずかなり弱り果てていた(13日=中央社)

 男性は8日昼ごろ、いつも通り廟(びょう)で友人4~5人と酒を飲んでいた。友人に酒を勧められ、飲み過ぎて机に突っ伏した後の記憶はなく、友人がふざけて男性を酔いつぶし、200メートル離れた公共墓地まで運び、地面に埋まった空の棺桶に放り込んだ上、重さ100キログラムのふたを閉めた疑いがある。

 男性は夜になって目覚め、助けを求めたり、ふたを開けようとしたがびくともしなかった。「棺桶内は暖かかったが、自動車が通り過ぎる音が時折聞こえるだけだった」と当時を振り返った。3日目になると、もう出られないと考え、老いた父や妻子の面倒を見る人がいなくなる、と大声で泣いたという。

 男性は数日後、外を歩く人の足音が聞こえたため、必死で助けを求めた。その声が掃除のために墓地に来ていた中年男性の耳に届いた。

 通報を受けて出動した消防は4人がかりで棺桶のふたを外した。男性は病院に運ばれ、命に別状はなかった。ただ、どうして棺桶に入っていたのか記憶にないと話した。警察の調べに対し、友人は誰も男性を棺桶に入れたと認めていない。