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蔡英文氏、民進党主席選に立候補表明


ニュース 政治 作成日:2014年3月17日_記事番号:T00049179

蔡英文氏、民進党主席選に立候補表明

 民進党前主席の蔡英文氏が15日、5月25日に予定される民進党主席選挙に立候補し、返り咲きを目指す考えを正式表明した。勝利した場合、2016年の総統選に再挑戦するとみられる。


16年総統選への出馬意欲を問われた蔡氏は、「政治家は皆、自身が最良の選択肢となる責任がある」とのみ答えた(15日=中央社)

 蔡氏は、民進党を再び有権者の信頼を得られる政党に生まれ変わらせたいと抱負を語った。主席選には既に謝長廷元主席が立候補を宣言している。謝氏は、主席は批判を受けやすい立場であるため、自身が主席となって蔡氏を総統候補者として守りたいとの考えを表明しているが、蔡氏は「私は成熟した政治家であり、守られる必要はない」と語った。

 蔡氏が立候補したことで、次は蘇貞昌現主席が立候補を表明するのかが注目される。蘇氏は総統選に立候補意欲を持つとされ、蔡氏とは対立関係にあるが、党内評価や有権者の人気の点で蔡氏に劣る。

 蔡氏は08年の総統選で民進党が惨敗して下野した後、同党主席に就任して党勢立て直しに尽力した。12年総統選に立候補したものの、再選を目指した現総統の馬英九氏(国民党)に約80万票の大差で敗れ主席を退いている。