ニュース その他分野 作成日:2014年3月18日_記事番号:T00049207
立法院は17日、8つの常設委員会共同で中台サービス貿易協定の審議を続行し、与野党交渉の打開は見込めないと判断した与党国民党が混乱の中で一方的に同協定の審議通過を宣言した。与野党の攻防は立法院会議(院会、本会議に相当)に移ることになるが、野党民進党は与党の強引な議事進行に強く反発し、審議ボイコットも辞さない姿勢で、混乱は長期化しそうだ。18日付自由時報などが伝えた。
民進党は国民党による強引な「審議通過」の無効を主張した(17日=中央社)
委員会審議で議長を務めた内政委員会の張慶忠召集委員は17日午後、与野党の立法委員が小競り合いを起こす中、「サービス貿易協定の(委員会)審議は既に3カ月の期限を過ぎており、法に基づき審査が完了したと見なされる」として、院会への上程を宣言した。
国民党の林鴻池立法委員は「やむを得ない対応だった。国民党は交渉を通じて結論を出す誠意を持っていたが、民進党が委員会の開会を妨害した。民進党がこういう結果に追い込んだ」と述べ、野党の対応を批判した。
これに対し、昨年の与野党合意に基づき、協定内容を条文ごとに精査することを主張していた民進党議員団の柯建銘総召集人は「国民党議員団が馬英九総統の意向を受け、与野党交渉をぶち壊し、数の暴力に打って出た。立法史上で最も暗い一日だ」と不満をあらわにした。
院会での審議では、馬英九総統と対立する王金平立法院長がどのような対応を取るかが注目点だ。ただ、審議入りの前に19日には王院長の国民党籍確認訴訟の一審判決が下される予定で、仮に王院長が敗訴した場合、審議に影響が及ぶことも予想される。
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