ニュース 医薬 作成日:2014年3月18日_記事番号:T00049218
衛生福利部(衛福部)の邱文達部長は17日、総統府への「外国人旅客向け医療ツーリズムの現状と展望について」の報告の中で、2016年の医療ツーリズム生産額は、13年の約3倍に当たる387億台湾元(約1,300億円)に成長するとの見通しを示した。18日付工商時報が報じた。
ただ、タイ、インドネシア、シンガポールも医療ツーリズム産業に注力しており、アジア市場の9割を占めると説明した。台湾の12年時点の医療ツーリズム生産額は米ドル換算でシンガポールの3分の1、タイの4分の1にすぎない。タイが11年に受け入れた医療ツーリズム客はアジア市場全体の40%に上り、15年には2倍以上に成長する見通しだ。
また、日本、韓国、中国も積極的に医療ツーリズム産業の発展に乗り出しており、台湾が後れを取らないためには、より良い条件で人材、技術、医院の流出を防ぐ必要があると指摘した。
さらに、台湾医療産業の国際化の遅れも課題として挙げた。米国の上位10位の著名病院のうち7病院が海外に進出している他、アジア最大の医療グループ、シンガポールのパークウェイ・パンタイはインドやマレーシアなどでも展開しているが、台湾の医療機関は無名で、中華圏に偏向しているとした。
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