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台湾半導体、今年2兆元産業へ【表】


ニュース 電子 作成日:2014年3月18日_記事番号:T00049228

台湾半導体、今年2兆元産業へ【表】

 台湾半導体産業の2014年生産額は、パソコン市場の安定、モバイル端末の需要増で、2兆981億台湾元(約7兆円)となる見通しだ。前年比11.1%増と、世界平均3.6%増を大きく上回る伸びが予想されている。18日付工商時報が報じた。

 台湾半導体産業協会(TSIA)と工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)の予測によると、中でもIC設計(5,425億元、前年比12.8%増)と、ファウンドリー(8,530億元、同12.4%増)の伸びが大きい。半導体パッケージング(封止)とテスティング(検査)も同8%増と、前年の約2倍の伸びだ。

 昨年の生産額は同15.6%増の1兆8,886億元で過去最高、世界平均の4.8%増を大きく上回る伸びだった。DRAM価格の大幅上昇で、メモリー製造は同31.2%増の2,373億元だった。ファウンドリーは台湾積体電路製造(TSMC)が製造プロセス28ナノメートル市場を独占し、同17.1%増の7,592億元だった。IC設計は聯発科技(メディアテック)の出荷好調で、同16.9%増の4,811億元だった。一方、封止は同4.6%増の2,844億元、検査は同4.2%増の1,266億元だった。業界関係者は、封止・検査は量で価格が決まるので、モバイル端末向け需要は伸びたがPCチップの需要は落ち込んだため、生産額がそれほど伸びなかったと指摘した。