ニュース 金融 作成日:2014年3月19日_記事番号:T00049237
人民元相場が一段安となる中、人民元に連動したデリバティブ(金融派生商品)取引に投資した企業が多額の損失を出す可能性が指摘されている。19日付工商時報がウォール・ストリート・ジャーナルを引用して伝えた。
今後問題となりそうなのは、ターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれるデリバティブだ。TRFは人民元の対米ドルレートでの安定性や先高期待、高金利を前提としたレバレッジ取引の一種で、人民元が上昇を続けている間は毎月配当金を得られるが、反対に一定の水準まで下落すると損失が急激に積み上がるリスクがある。
TRF取引は契約内容が不透明で、「一定の水準」がどこかは正確には分からないが、モルガン・スタンレーのアジア通貨・金利担当責任者、ジェフ・ケンドリック氏は「1米ドル=6.15~6.35人民元の間ではないか」と推定する。
中国人民銀行が19日発表した対米ドルの人民元の仲値は6.1351元で、ケンドリック氏が指摘する水準に近づいている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722