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統一の中国事業、13年利益が過去最高に


ニュース 食品 作成日:2014年3月19日_記事番号:T00049244

統一の中国事業、13年利益が過去最高に

 食品最大手、統一企業(ユニプレジデント)が70.49%出資する傘下の統一企業中国控股(ユニ・プレジデント・チャイナホールディングス)が18日発表した2013年純利益は、前年比7.1%増の9億1,600万人民元(約150億円)と過去最高を記録した。中国の台湾系食品大手、中国旺旺控股(ウォント・ウォント・チャイナ・ホールディング)の株式売却が貢献した。19日付工商時報が報じた。

 統一中控の昨年売上高は233億2,900万人民元で前年比9%増えた。このうち本業の即席麺事業は78億2,600万人民元(同7.7%増)で過去最高となり、売上高全体の33.5%を占めた。主力の「老壇酸菜牛肉麺」が中国の辛口即席麺市場で販売数1位となった他、「滷肉麺」もけん引した。ただ、価格競争や販売促進で出費がかさみ、1億4,200万人民元の赤字を計上した。

 一方、飲料事業の売上高は151億5,000万人民元(同8.9%増)で全体の64.9%を占めた。飲料市場全体が落ち込む中も果汁飲料で成長が続いている他、ミルクティーは「統一奶茶」が依然シェア1位を維持。ペットボトル入りミネラルウオーターの売上高は前年比47%増だった。中高価格帯の「ALKAQUA」の売上構成比が8割以上に上昇した。