ニュース 電子 作成日:2014年3月19日_記事番号:T00049253
新北地方法院検察署は18日、インサイダー取引に関する大規模な捜査を行ったが、容疑者9人の中に宏碁(エイサー)の汪島雄・広報代理および陳炯淵経理が含まれていることが明らかとなった。一部では施振栄(スタン・シー)董事長や王振堂・前董事長も事件に関わったとの報道も出ているが、エイサーは同日夜「事実ではない」と否定。検察も同社とは無関係の個人的行為と判断しているようだ。19日付工商時報が報じた。
汪容疑者(中)は19日、勾留が決まった。陳容疑者は30万元で保釈が認められた(19日=中央社)
金融監督管理委員会(金管会)によると、エイサーは昨年11月5日、第3四半期の損失が131億台湾元(約440億円)に上ったと発表し、翌日同社株価はストップ安となったが、その際、証券取引所の監視システムが取引に異常がみられるとの警告を発したという。
これを受けて当局が調査を進めたが当時はインサイダー取引が行われたとは確定できなかった。しかし最近になってある人物から告発があり、再度捜査を行っていた。
検察の調べによると、汪および陳容疑者は業績発表が株価に影響すると予測し、保有する株式を売り抜け、約1,000万元の損失を免れたとみられる。
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