ニュース 社会 作成日:2014年3月20日_記事番号:T00049261
与党国民党による中台サービス貿易協定の委員会強行突破に抗議し、18日午後9時に立法院に乱入した学生や市民数百人は現在も議場を占拠し続けているが、政府寄りメディアは抗議者を「暴徒」と位置付けたり、詳細な報道を避ける傾向にある中、占拠に加わった学生はいち早くインターネット上を通じて議場内からの実況中継を開始、さらにその後、海外メディアを通じた英語による中継を行うなど、世界中に情報が拡散し始めている。
今回の抗議活動に参加した学生たちは外部の賛同者との連帯が不可欠と考え、立法院を占拠した後、メディアが報じるよりも早く、持ち込んだパソコンなどを利用して、フェイスブック(FB)を通じて現場からの中継を開始した。(http://goo.gl/iBi2MK)
その映像は頻繁に「ブレ」が生じる素人仕事ながら、冷静な口調で議場内の様子を伝える学生の姿に、一連の経緯を知った市民や著名人から「学生たちは暴徒ではない」との声が上がり、支援の輪が広がっている。
その後、台湾メディア「民報」のエンジニアがタブレット型PCを使って議場からの中継を開始した他、大手紙、蘋果日報もホームページ上でライブ映像を放映し始めたことで、実際の様子が多くの市民に知れ渡ることになった。
さらに米CNNの投稿ニュースサイト「iReport」に開設された専用ページでも、台湾大学新聞研究所に所属する大学院生による英語の実況中継が放映されるようになり、世界に事件の詳細が発信されることとなった。日本でも動画共有サイト「ニコニコ動画」で生中継が行われている。
なお19日早朝、議場周辺の無線LANネットワークが不安定となる事態が発生し、警察が通信を遮断しているとの疑いが持ち上がったが、警察はこれを否定。現場でネットワークに接続する者が多過ぎたため、混雑したことが原因だったようだ。
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