ニュース 石油・化学 作成日:2014年3月20日_記事番号:T00049271
李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)が熱可塑性エラストマー(TPE)の付加価値向上のため、高雄市の楠梓加工出口区(輸出加工区)に研究開発(R&D)センターを建設しており、4月にも完成する見通しだ。投資額は50億~60億台湾元(約170億~200億円)とみられている。20日付経済日報が報じた。
栄化を含む台湾石化大手7社による中国・福建省古雷半島でのナフサ分解プラント投資計画が今年1月、経済部投資審議委員会(投審会)の認可を受けたが、条件として台湾域内での高付加価値製品に対し252億元の投資が求められている。栄化のTPE投資はこれを受けたもので、今のところ同社が最高額だ。
同計画に参加している企業では、台湾聚合化学品(USI)がエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、環状ブロック共重合体(CBC)の生産ラインを各1本増設する。EVAの生産ラインは来年末から16年初頭に稼働を予定し、年産能力は4万5,000トン、CBCは同5,000トンに上る。投資額は40億元。
亜洲聚合(アジア・ポリマー)は、EVA生産ライン1本を増設し、来年末の稼働を予定している。投資額は30億元。
和桐化学(HT)はバイオマス由来の化学品開発を進める。投資額は5億元余り。
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