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黄世銘検察総長が辞意、機密漏えいで有罪


ニュース 社会 作成日:2014年3月24日_記事番号:T00049311

黄世銘検察総長が辞意、機密漏えいで有罪

 王金平立法院長らの検察幹部に対する圧力疑惑の捜査に関連し、機密漏えいの罪で起訴された黄世銘検察総長に対し、台北地方法院は21日、懲役1年2月(罰金42万台湾元、約140万円で代替可能)の判決を言い渡した。判決を受け、黄氏は検察総長を辞任する意向を表明した。22日付蘋果日報が伝えた。

 黄氏は、最高法院検察署(高検署)特別偵査組による捜査が完了する以前の段階で、事件と直接関係がない馬英九総統に捜査内容を報告していたとして、起訴されていた。黄氏は昨年の段階で、「一審で有罪ならば辞任する」と表明していた。

 黄氏は「とても遺憾だ。わたしは何か違法行為に及んだわけでも、賄賂を受け取ったわけでもなく、公務を執行する上で当然の行為だった。時間を戻せるとしても、私は一切後悔しない」と潔白を主張した。

 羅瑩雪法務部長は「辞表は既に受理しており、総統府に回付する」とした上で、法律に基づけば、黄氏は検察官を引き続き務めることが可能で、高検署検察官への転任可能性を検討するとした。