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第4原発の燃料棒装塡、来年6月に=経済部


ニュース 公益 作成日:2014年3月24日_記事番号:T00049315

第4原発の燃料棒装塡、来年6月に=経済部

 経済部第4原発弁公室の呉玉珍主任は21日、台湾電力(TPC)第4原子力発電所(新北市貢寮区)は夏季ピーク前の2016年6月稼働に向け、今年9月に燃料棒装塡(そうてん)の申請書を行政院原子能委員会(原能会)に提出し、来年6月に実施すると話した。22日付自由時報などが報じた。

 経済部は同日、電力需要のゼロ成長の可能性を検討した結果、2030年までGDP(域内総生産)成長率がわずか3.07%で全面節電を強制したとしても、電力需要の伸びは年平均1.41%までしか抑えられないと発表した。

 環境保護団体、緑色公民行動聯盟(グリーン・シチズンズ・アクション・アライアンス、GCAA)が先日、経済部の報告書の数値を基にして、第4原発がなくとも電力不足は起きないとの試算を示したことに対し、能源局(エネルギー局)はそうした結論は出ないと指摘した。

 GCAAは、台電が燃料棒装塡を来年6月に引き延ばしたのは、今年12月の統一地方選挙、16年の総統選挙を視野に、国民党の得票への影響を考慮したためだと訴えた。

 22日に放映された先日のテレビインタビューで張家祝経済部長は、第4原発を稼働させないのなら、既存の原発の閉鎖時期を遅らせるしか方法はないと述べた。