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行政院での強制排除、行政院長が正当性主張


ニュース 政治 作成日:2014年3月25日_記事番号:T00049340

行政院での強制排除、行政院長が正当性主張

 中台サービス貿易協定の立法院(議会)承認をめぐる反対運動で、行政院に突入した学生らを警察が強制排除したことについて、江宜樺行政院長は24日記者会見を開き、強制排除の正当性を訴えた。25日付自由時報が伝えた。


陳為廷氏(左2)は、これほど多くの市民による座り込みに対し、政府は脅威を感じないのかと訴えた(24日=中央社)

 24日未明の強制排除の過程では、学生・警察官の計160人以上がもみ合いの中で負傷した。

 江行政院長は「民衆が行政院に侵入して破壊行為に及び、強制排除という措置を取らざるを得なかった不幸な事件だ。ここで公権力を行使しなければ、国民に申し訳が立たない」と述べた。また、強制排除が馬英九総統の支持を得たものであることも明らかにした。

 江行政院長はまた、「平和や非暴力を標榜していた行動が暴力に変質した。政府機関を占拠し、国家行政をまひさせる民衆運動を遺憾に思う」と指摘した。

学生は行政院長非難

 これに対し、学生代表の陳為廷氏は記者会見を開き、「警察が平和的に占拠を続ける民衆に警棒や盾で暴力を振るった。江行政院長が警察の非人道的な行為に触れないのは、政治責任を回避したいからだ」と非難した。