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製薬各社が生産ライン改善、国際基準に合わせ


ニュース その他製造 作成日:2008年1月13日_記事番号:T00004935

製薬各社が生産ライン改善、国際基準に合わせ

 
 行政院衛生署が昨年定めた監査基準に基づき、製薬各社が相次いで生産ラインの改善に取り組む。投資額は1社当たり数億台湾元に上る見通しだ。

 新たに定められた監査基準は「国際標準査廠規範」と呼ばれるもので、衛生署が欧州連合(EU)の医薬品査察共同スキーム(PIC/S)に沿って制定した。台湾の製薬会社168社は来年末までに基準を満たすことが求められている。世界的に同種の基準を導入する動きが広がっており、今後は医薬品を輸出に際し、基準を満たす必要が出てくる。

 業界各社のうち、中国化学製薬、杏輝薬品工業は11日、今年から生産設備の改造を進め、年内の完成を見込んでいることを明らかにした。欧州の製薬メーカーからの受託生産を確保するのが狙いで、投資額は1億~2億元(約3億5,000万~7億円)を見込む。生達製薬は既存施設のほか、新たな生産ラインも建設する。業界では同社が今後2年で5億元を投資すると見込んでいる。昨年11月に操業を開始した台湾東洋薬品のがん治療用注射液工場は既に新基準を満たしている。このほか、健喬信元医薬科技は既に基準を満たしている独ベーリンガーインゲルハイムの台湾工場を買収する。