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ヒマワリをバナナと勘違い、占拠批判が嘲笑の的に


ニュース 社会 作成日:2014年3月27日_記事番号:T00049396

ヒマワリをバナナと勘違い、占拠批判が嘲笑の的に

 中台貿易サービス協定に反対する学生らが立法院を占拠したことをきっかけに広がりつつある社会運動は、支持者から送られた大量のヒマワリが立法院の演台に広げられたことから、メディアなどでは主に「ヒマワリ学運」と呼ばれている。しかし、民進党批判の急先鋒として知られる邱毅・前立法委員(国民党)はこのほど中国メディアとのインタビューで「演台の『バナナ』は民進党が送ったものだ」ととんでもない勘違いを披露し、市民から「邱氏はそもそも国家の大事に関心など持っていない」と批判を浴びている。

 邱氏は先週、中国中央電視台(CCTV)のインタビューを受けた際、学生たちに占拠された立法院の写真を取り出し、演台を指さして「山盛りのバナナがある。はっきり写っている。これは民進党が送ったもので、今回の占拠事件は同党が背後であおっている。私がちゃんと調べたんだから間違いない」と解説した。

 堂々と勘違いを語った邱氏に対し、学生たちに20万本のヒマワリを送ったという高雄市の園芸農家、黄盟生氏は、フェイスブックで「わたしが11年間育ててきたのはヒマワリではなく、バナナだったのか」と皮肉の書き込みを行った。このほか、多くのネットユーザーがバナナを使ったパロディ画像を作成するなどネット上で嘲笑の的となっている。

 なお邱氏は26日、自身のフェイスブックページに「問題の本質は民進党が今回の学生運動を操っているということで、送られたのがバナナかヒマワリかということは本質ではない」と苦しい反論を行った。