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興富発建設がアジア進出準備、100億元に増資へ


ニュース 建設 作成日:2014年3月27日_記事番号:T00049408

興富発建設がアジア進出準備、100億元に増資へ

 不動産開発、興富発建設(ハイウェルス・コンストラクション)の廖昭雄副総経理は26日、「今年はアジアのデベロッパーとして飛躍するため始動する年になる」と表明した上で、日本、中国、東南アジア市場進出に向けた増資を行い、資本金を100億台湾元(約330億円)以上に増やすとの考えを示した。

 廖副総経理は「資本金が100億元以上なければ、将来的に提携を行う国際的企業や異業種と対等になれない」と説明。さらに今後は住宅の建設、販売のほか、ホテル、百貨店、老人介護施設、省エネルギー建材などの分野に事業を広げるとともに、垂直統合を図る考えを示した。

 なお興富発の昨年売上高は前年比51.16%増の283億1,000万元、純利益は64億800万元だった。同社は近年、台湾全土で住宅開発を進めており、新規物件の年間販売額は400億~500億元に上っている。証券会社は、現在同社が開発中の物件の販売額は合計1,000億元以上、利益は600億元以上と予測、5年間は業績が安泰だとみている。

 なお27日付経済日報によると、興富発は2年前から日本の大手企業と交流を深めており、台北市、新北市のオフィスビル、百貨店、ホテルなどの共同開発に向け用地を模索しているという。