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TPVが低価格タブレット投入、経営多角化図る


ニュース 電子 作成日:2014年3月27日_記事番号:T00049412

TPVが低価格タブレット投入、経営多角化図る

 液晶テレビ、モニター受託生産大手、冠捷科技(TPVテクノロジー)は自社ブランド「AOC」から低価格の7、8インチタブレット型パソコンを投入する。主要の液晶テレビ、モニターの成長が鈍化する中、経営の多角化で低迷する業績向上を図る。27日付電子時報が報じた。

 同社は2011年に8インチの「Breeze(ブリーズ)」でタブレットPC市場に参入。今回発売する7インチ機種は中国・瑞芯微電子(ロックチップ)のクアッドコア(4コア)プロセッサー「RK3188」を採用し、500万、30万画素のカメラを前後に搭載。厚さ8.5ミリメートル。8インチ機種はタブレットPCながら第3世代移動通信(3G)の通話機能を有し、ディスプレイは解像度1,280×800の広視野角IPSパネルを採用している。

 同社は13年液晶モニター世界シェア首位の37.8%で、2位のサムスン電子(12%)を大きく引き離していると予測している。液晶テレビは同7.1%と世界4位の見通しだ。ただ、液晶ディスプレイ市場は既に飽和状態にあり、昨年同社は4,720万米ドルの最終赤字を計上した。