ニュース 医薬 作成日:2014年3月28日_記事番号:T00049434
全民健康保険による医薬品費用の増加を抑制するために導入された「医薬品費用支出目標制」に基づき、5月から段階的に1万947品目の医薬品について薬価が改正される。内訳は値上げが3,364品目、値下げが7,583品目で、価格調整幅は平均3.9%となっている。28日付中国時報が報じた。

医薬品費用支出目標制は2013年から2年間の予定で試験導入され、1年目の13年には1,380億台湾元(約4,600億円)の支出目標に対し、実際の支出は1,436億7,000万元となり、56億7,000万元の目標超過だった。このため、規定に基づき、目標超過分の支出を削減するため薬価が見直された。
見直しは▽健保給付対象となって15年以上が経過する医薬品は、成分、品質が同じ場合、同一価格とする▽先行医薬品の価格が後発医薬品(ジェネリック医薬品)を下回らないようにする▽医薬品の合理的な製造コストを維持するため、値下げ下限を設定する──などの方針に沿って進められた。
新薬価の適用は特許期間中の第1類医薬品と健保給付対象15年未満の第3類医薬品が5月1日から、健保給付対象15年以上で、今回価格が調整された医薬品は周知期間が必要だとして7月1日からだ。
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