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新選挙制度、不満が噴出


ニュース 政治 作成日:2008年1月13日_記事番号:T00004945

新選挙制度、不満が噴出

 
 新導入の小選挙区比例代表制度で、比例で5%の票獲得を目指した小政党がいずれも目標を達成できず議席獲得に失敗したことについて、当の小政党からをはじめ、批判が噴出している。

 小政党で最大の全土で計38万6,660票もの票を獲得しながら1議席も獲得できなかった新党の郁慕明主席は、「制度に欠陥がある」と批判。「今後、小政党の生存は難しい」とため息をついた。

 南部を地盤とする台湾農民党(得票数5万7,144票、0.58%)の蕭漢俊秘書長は、「議席の配分を受けられるハードルを1%まで引き下げ、比例の議席数を40議席に引き上げるべきだ。さもないと小政党は生き残れない」と訴えた。

 小政党の批判は、「新制度は中道、多元化を求めるという理想が全くない」という点で一致している。「制度は間違っていないが、議席数を200まで増やすべき」(彭錦鵬台湾競争力フォーラム秘書長)のような、定数半減は間違いだったという主張もある。

 今回、比例の死票は約116万票にも上る。