ニュース 石油・化学 作成日:2014年3月31日_記事番号:T00049478
台湾中油(CPC)は28日、米国の頁岩(シェール)層から採取される天然ガス、「シェールガス」由来の液化天然ガス(LNG)の供給を受けることでフランスの電気・ガス事業者、GDFスエズと正式契約を結んだ。GDFスエズは米センプラ・エナジーがルイジアナ州で計画するLNG生産事業に参加しており、センプラ子会社のキャメロンLNGに出資している。29日付工商時報が報じた。

CPCはLNGの輸入先を分散する他、輸入コスト削減を目標としている(CPCリリースより)
CPCの林聖忠董事長によると、キャメロンLNGは環境アセスメントなど必要な認可を受けた後にプラントの建設に着手し、2018年から台湾に年間約80万トンのLNGを輸出する予定だ。
米国から自由貿易協定(FTA)を締結していない国・地域に天然ガスを輸出するには同国エネルギー省の許可が必要となるが、同省は今年2月に台湾へのLNG輸出を承認している。
なおCPCによると現在同社のLNG年間供給量は1,300万トンで、インドネシア、マレーシア、カタール、パプアニューギニア、オーストラリアと従来型LNGの調達契約を結んでいるが、シェールガス由来LNGの供給契約を締結したのは今回が初めて。
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