ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年4月1日_記事番号:T00049506
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)は31日、4月のオファー価格を300系ステンレスの台湾域内向けで1トン当たり3,000台湾元(約1万円)、400系で500元、輸出向けで同30~100米ドル引き上げた。300系の値上げ幅は今年最大。同業の唐栄鉄工廠の追随が予想される。1日付経済日報が報じた。
同社主管は、今年は国際ステンレス価格が上昇傾向にあり、顧客の発注も相次いでいると説明した。また、ステンレス原料のニッケルは、インドネシアのニッケル鉱石輸出禁止やウクライナ情勢緊張により、スポット価格が1トン当たり1万6,000米ドルと、昨年4月以来の最高まで上昇した。
証券会社によると、ステンレスのニッケル含有量は8%だが、コストの5割以上を占める。
また、昨年のステンレス業界は価格下落で赤字企業が続出したが、今年に入りYUSCO、唐栄は出荷量が安定成長しており、第1四半期に黒字転換する可能性が高い。
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