ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「4つのノー、新総統を拘束しない」=陳総統


ニュース 政治 作成日:2008年1月14日_記事番号:T00004951

「4つのノー、新総統を拘束しない」=陳総統

 
 陳水扁総統は13日、中米訪問で給油のために立ち寄った米アンカレジで在台米国協会(AIT)のレイモンド・バーグハード主席と会談し、2000年の総統就任の式典で述べた「任期内に台湾独立を宣言しない」などの「4つのノー」の公約について、新たな総統はこれにとらわれないという考えを示した。

 陳総統は「4つのノー」について、中国が台湾に対する武力公使の意図がないことが前提だったとした上で、「中国は国際社会で台湾に圧力をかけ続け、台湾を狙うミサイルを増やし続けている。既に前提条件は崩れている」と指摘した。

 陳総統はまた、バーグハード主席と、「一つの中国、それぞれの解釈」で中台間の合意があったと国民党が主張しているいわゆる「1992年の共通認識」について意見を交換した。謝志偉新聞局長によると、バーグハード主席は「92年の共通認識」はそもそも存在しなかったという見解に同意したという。

 惨敗した立法委員選挙について陳総統は、「民進党の支持基盤は崩れていない」という認識を表明。総統選の選挙戦では自身は第一線に立たず、謝長廷候補が主導するという考えを示した。