ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台塑とUSI、4月台湾価格引き下げ


ニュース 石油・化学 作成日:2014年4月2日_記事番号:T00049534

台塑とUSI、4月台湾価格引き下げ

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台湾聚合化学品(USI)などは、ポリ塩化ビニル(PVC)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の4月の台湾域内向けオファー価格を1キログラム当たり0.5~1台湾元(約1.7~3.4円)引き下げた。エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)の価格は変更しなかった。2日付工商時報が報じた。

 価格引き下げは、川下メーカーが必要分しか調達しておらず、需要に好転が見られないためだ。しかし、中国石化メーカーが出荷価格を引き上げたり、一部原料の需給が逼迫(ひっぱく)していること、先物市場は好調なことから、ポリエチレン(PE)価格は上昇している。

 アナリストは、イランの輸出再開で、アジア市場向けLDPE価格が上昇した他、中国市場のPE価格は在庫消化に伴い上昇しているため、PEは高値が続くとの見方を示した。