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立法院周辺住民、学生運動に不満の声


ニュース 社会 作成日:2014年4月3日_記事番号:T00049549

立法院周辺住民、学生運動に不満の声

 中台サービス貿易協定に反対する学生たちによる立法院占拠が長期化する中、周辺住民から騒音問題などに関する不満の声が挙がっている。3日付蘋果日報が報じた。


林氏は、住民の理解に感謝すると述べた(3日=中央社)

 台北市環境保護局(環保局)の統計によると、1日までに寄せられた騒音に関する苦情は53件に上る。同局は2日午前、騒音検査を行ったところ拡声器の使用もなく、基準値を満たしていたため、学生たちに罰金は課さなかった。

 周辺住民からはこの他、▽反対運動参加者が路地などで用を足す▽出入りの際の身分確認▽通行を妨げている──などの不満が挙げられた。2日には何者かがビルの屋上から反対運動参加者に向けて4回にわたり小石を投げる事件が発生。被害者は大事には至らなかったものの、治安の悪化も懸念されている。

 また、商店を営む店主からは道路封鎖で、商品の入荷に支障をきたしていることや、客が減少し売上高が6割減ったとの声も出ている。

 これを受け、学生リーダーの林飛帆氏は3日午前、住民代表に直接謝罪し▽午後11時~翌午前7時にはラッパなどの使用を控え大声を出さない▽一部道路や商店前から撤退する──と約束し、住民側から理解を得た。