ニュース 社会 作成日:2014年4月7日_記事番号:T00049573
人気が出過ぎて現在台湾では入手が困難となっている日本のチョコレート菓子「ブラックサンダー(中国語名・黒雷神)」や「ビッグサンダー(大雷神)」を、日本へ旅行に出掛けたついでにまとめ買いする旅行者が増えているが、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は「6キログラムを超える単一商品を持ち帰る場合は販売目的の輸入として検査を受ける必要があり、申告しなければ没収される」と注意を呼び掛けている。
TFDAによると、食品安全衛生管理法では、一般市民が食品を台湾へ持ち込む場合、販売目的ではなく、6キロ以下なら検査を免除されるが、これを超える量を携帯する場合は商品に関するデータを申告し、検査に合格すれば持ち込みが許可される。
申告しなかった場合は、超過分を放棄しなければ入境することができない他、土産など「自分用」の名目で持ち込んだ食品類を台湾で販売した場合は、3万〜300万台湾元の罰金が科せられる。
また、ブラックサンダーが一大ブームとなって以降、市民が輸入代行業者に依頼して購入するケースが激増する中、申告せずに6キロを超える同商品が入った小包を日本から台湾へ送付する例が増えており、税関は没収されたブラックサンダーなどであふれているという。
なお統計によると、昨年1年間のブラックサンダーや姉妹品の輸入量は約142トンだったが、今年は1〜2月だけで176トンと昨年通年を超え、さらに3月も87.5トンが輸入された。
ブラックサンダー製造元の有楽製菓(本社・東京都小平市、河合伴治社長)は先ごろ、ビッグサンダーの供給が間に合わなくなったとして一時販売休止を発表したが、これは台湾人が日本国内で同商品を買い占めていることが一因とみられている。
食べたい人が大勢いるにもかかわらず税関で大量に死蔵されていてはもったいない。持ち帰る場合は注意してもらいたいものだ。
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