ニュース 社会 作成日:2014年4月8日_記事番号:T00049601
新北市のある中学校で先週、給食の一部メニューが盗まれるという事件が2日連続で発生。盗まれたのが生徒に人気の高い鶏もも肉とフライドポテトだったことから、内部の犯行が疑われ、教諭たちが調査したところ生徒6人が盗み食いしていたことが判明した。
学校側の説明によると、同校の給食は毎日午前11時半ごろに業者が配送、校舎内の特定教室や廊下にまとめて置かれ、正午に生徒が自分のクラスの分を取りに行くことになっている。
しかし今月1日の正午、生徒が給食を取りに行ったところ、フライドポテトが入った容器が1クラス分足りないことが判明。業者に問い合わせてみても、確かに届けたとの返事が返ってきたため、結局、原因不明のままとなった。
そして翌日も鶏もも肉の入った容器が足りなかったことから学校側は盗まれたとの疑念を持ち始めた。さらに盗まれたのが人気メニューばかりだったことから生徒の犯行との見方を強め、校内に設置された監視カメラを調べたところ、犯行時刻にこそこそと校内を動き回る生徒2人の姿が確認された。
この2人を問い詰めたところ、盗み食いを認め、他の4人の共犯者の名も白状した。女生徒1人を含む、学年もクラスもバラバラの6人は口実を設けてそれぞれが授業中に教室を抜け出し、人気メニューばかりを選んで屋上に運び、飽きるまで食べた後、容器をその場に放置していた。
学校側によると、6人はずる休みや公共物を壊すなど問題行動が目立っていたという。また事件発覚後、保護者に相談しようとしたものの、何人かの親とは一向に連絡が取れず、さらにある親からは「子どものやったことに構っていられない」とあきれた言葉が返ってきた。
このため学校側は他に手だてがなくなり、警察に処理を委ねることとなった。警察の調べに対し、問題の生徒たちは「腹が減ったから食べただけで、犯罪になるとは知らなかった」とうそぶく始末。結局6人は窃盗罪で少年裁判所に送られ、裁きを受けることとなった。
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