タッチコントローラＩＣ大手、敦泰科技（フォーカルテック・システムズ）は７日、液晶ディスプレイ用ドライバＩＣ設計の旭曜科技（オライズ・テクノロジー）を合併することを董事会で決議した。８日付経済日報が報じた。
株式交換比率はフォーカルテック１株に対し、オライズ4.8株で、直近株価と比較して8.4％の上乗せで、総額は87億9,200万台湾元（約300億円）規模となる。合併基準日は来年１月２日で、合併後の資本金は40億5,000万元。存続会社のオライズは上場を維持し、社名をフォーカルテックに変更する。
オライズの廖明政総経理は「世界のモバイルデバイス市場でシェア３分の１獲得が初期目標だ」と述べた。
オライズをめぐっては、中国の京東方科技集団（ＢＯＥテクノロジーグループ）や米シナプティクスによる買収説も流れていた。
