ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

金管会提出の9法案、立法院通過に暗雲


ニュース 金融 作成日:2008年1月14日_記事番号:T00004963

金管会提出の9法案、立法院通過に暗雲


 立法委員選挙で国民党が大勝を収めたことで、行政院金融監督管理委員会(金管会)が立法院新会期に提出を見込んでいた銀行法改正案など9法案は成立が微妙な情勢となった。14日付工商時報が伝えた。

 金管会が提出を見込んでいるのは、銀行法、金融控股法(金融持ち株会社法)、融資会社法、証券取引法などの改正法案で、特に改正動機をめぐり反対が根強い証券取引法改正案は通過が困難な見通しだ。

 銀行法改正案は、銀行の自己資本比率が2%以下となった場合、監督機関が90日以内に公的管理下に置くことや銀行の株主分散規定の撤廃などが柱。金融控股法改正案は、金融業以外に投資を行う際の出資上限を資本額の15%から純資産の15%に変更し、取得株式が投資先の発行済み株式の15%を超えてはならないとしている。

 証券取引法改正案は、インサイダー取引に対する規制を強化し、重大公示発表後の利害関係者による株取引凍結期間を12時間から18時間に延長することなどが盛り込まれている。