ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

衣蝶百貨買収、微風広場が関心


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年1月14日_記事番号:T00004964

衣蝶百貨買収、微風広場が関心

 
 衣蝶百貨(イデー)の事業譲渡先をめぐり、台北市で大型商業施設を運営する微風広場(ブリーズセンター)が買収に関心を見せ、双方が接触を開始したもようだ。14日付経済日報が伝えた。

 双方とも公式には接触の事実を認めていないが、微風広場の廖偉志董事長は先ごろの忘年会で、「年内に営業拠点を一つ増やす」と発言しており、憶測を呼んでいる。金融業界では、微風広場の昨年の売上高は70億台湾元(約234億8,000万円)で、廖董事長が2006年に08年の売上高目標を100億元に定めている点からみて、当面は買収が業容拡大の早道との見方が有力だ。

 衣蝶百貨は力覇集団の経営破たんに伴い事業譲渡先を模索しており、昨年11月の入札では化繊メーカーの新光合成繊維が7億5,000万元(約25億円)応札したが、落札予定価格を大幅に下回ったため不調に終わっていた。新光合成繊維の呉東昇董事長は再入札に含みを残しており、同社と微風広場による買収戦に発展する可能性も出てきた。