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大同薬品と大江生医、健康食品などで共業検討


ニュース 医薬 作成日:2014年4月9日_記事番号:T00049645

大同薬品と大江生医、健康食品などで共業検討

 ダイドードリンコの子会社で健康・美容飲料などの受託製造を手掛ける大同薬品工業(本社・奈良県葛城市、高橋豊社長)は8日、保健機能食品や基礎化粧品の研究開発(R&D)、生産、販売を手掛ける大江生医(TCI)と健康食品、飲料事業について共業を検討する覚書(MOU)を締結した。大同薬品が海外企業とこうしたMOUを締結するのは初めて。

 大同薬品の高橋社長は、TCIは飲料以外の生産ラインを有し、新原料、新素材の開発力が高いと評し、提携により大同薬品の優れた生産技術と補完できれば、両社はウィンウィンの関係を築けると語った。

 両社は今後、技術支援契約や受託製造について協議、検討を進めるとともに、大同薬品の顧客の海外子会社への健康食品、飲料の製造、販売などで協力し、新市場開発を目指す。

 ダイドードリンコの広報担当は今回の共業検討の理由について、ワイズメディアの取材に対し、現在生産ラインが満杯なことや、ドリンク以外の受託製造を視野に入れていることを挙げた。

 9日付工商時報によると、両社は大同薬品の既存顧客の日本で人気の高い製品をTCIが受託製造すると同時に、台湾でも販売する。今年末から来年初めに完成するTCIの上海工場でも製造し、中国販売も計画している。