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溶接ナットの恒耀工業、専業メーカー世界最大手に


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年4月9日_記事番号:T00049647

溶接ナットの恒耀工業、専業メーカー世界最大手に

 自動車用ねじ大手の恒耀工業(BOLTUN)は主力製品である溶接ナットの中台における年間生産量が10万トンを超え、世界市場でシェア9%を占める最大手専業メーカーに成長。主要顧客にフォルクスワーゲン、フォード、クライスラー、ゼネラル・モーターズ(GM)、メルセデス・ベンツなど世界的大手メーカーを抱え、年間売上高は110億台湾元(約370億円)に達している。9日付工商時報が報じた。

 1988年に呉栄彬董事長が立ち上げた恒耀工業は、自動車部品のOEM(相手先ブランドによる生産)市場をターゲットとして研究開発(R&D)を重ね、溶接ナットの品ぞろえは当初の40種から25年間で3,000種以上に拡大した。

 同時にねじ、ボルト、プレス部品、加工部品などその他自動車用部品にも参入。最近では風力発電機用締め具の分野にも進出している。

 なお同社は95年に中国で初めての製造拠点となるアモイ恒耀を設立。同国自動車業の急速な発展を受けて08年には3カ所に工場を追加し、生産能力を5倍に拡大した他、最新設備を導入して一貫ラインの設置を実現し、中国最大手自動車メーカー、上海大衆汽車最大の締め具サプライヤーとなっている。