ニュース 農林水産 作成日:2014年4月10日_記事番号:T00049663
高雄市湖内区の食肉加工業者「農正鮮」が過去7年間にわたり、食肉に保水剤を添加する手口で重量を水増しして国軍などに納入していたことが分かり、検察当局は同社の経営者らの身柄を拘束した。同社が得た不当利得は約6億5,000万台湾元(約22億円)に達するとみられる。10日付聯合報が伝えた。
農正鮮はまた、華成食品(高雄市)、楽騏食品(台南市)の依頼を受け、同様の手法で食肉の重量を水増しして出荷。両社は問題の食肉を原料とする加工食品を販売していた。
農正鮮はまた、保水剤を使用すると食肉の色つやが悪くなるため、色素定着剤も使用していた。
拘束されたのは、農正鮮の経営者、翟自屏氏ら4人で、いずれも保釈された。
捜査当局は「保水剤は合法的な添加物だが、使用割合は5%以下でなければならない。農正鮮は保水剤で重量を7割も水増しし暴利を得ていた」と指摘した。
一方、国軍当局は農正鮮の水増し行為を把握し、100回も罰金処分を下しながら、同社からの調達を続けており、検察は農正鮮と国軍当局との間に癒着関係がないかどうかも調べている。
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