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Q1機械設備輸出額9%増、欧米景気回復で【表】


ニュース 機械 作成日:2014年4月10日_記事番号:T00049678

Q1機械設備輸出額9%増、欧米景気回復で【表】

 台湾区機器工業同業公会(TAMI)の統計によると、第1四半期の機械設備輸出額は46億9,270万米ドルで前年同期比9.1%増えた。台湾元換算では1,417億台湾元(約4,800億円)となり、同12.3%の大幅成長を見せた。欧米の景気回復で設備投資意欲が高まり、2〜3月に工作機械などの受注が大幅に伸びた。10日付工商時報が報じた。

 

 欧米からの受注の前年同期比伸び率は、▽米国、21.3%(8億2,649万米ドル)▽ドイツ、20.9%(1億4,411万米ドル)▽オランダ、23.4%(9,500万米ドル)▽英国、19.8%(6,920万米ドル)──で高い成長が見られた他、日本向けも18.3%増(3億2,032万米ドル)と大幅に伸びた。なお、最大輸出先の中国は0.1%増(11億7,963万米ドル)にとどまった。

 徐秀滄TAMI理事長は、台湾機械産業の生産額と輸出額は今年10%以上成長するとの見通しを示した一方で、ライバルの韓国に受注が奪われる懸念もあらわにした。台湾の機械設備、工作機械は米国輸出に際し4〜5%、欧州輸出で約2.7%の関税がかかる一方、韓国は米国、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)によってゼロ関税を享受しており、その影響で今年1〜2月には台湾の米国向け工作機械輸出額が前年同期比19%減少したと指摘した。