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AUO開発センター元副総経理、中国・華星光電が獲得


ニュース 電子 作成日:2014年4月10日_記事番号:T00049681

AUO開発センター元副総経理、中国・華星光電が獲得

 中国の液晶パネル大手、深圳市華星光電技術(CSOT)はこのほど、台湾の同業、友達光電(AUO)の光電技術開発センター、友達科技中心(ATC)でかつて副総経理を務めた劉秉徳氏を副総裁として招聘(しょうへい)した。劉氏は現在、華星光電の研究開発(R&D)および製造を統括するとともに、同社が武漢(湖北省)に計画する第6世代低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場の責任者も務めているとされる。10日付電子時報が報じた。

 劉氏は台湾大学電機研究所(大学院)を経て、工業技術研究院(工研院)に勤めた後、AUOの前身、達碁科技に入社し、液晶パネル製品の設計に携わった。2001年に聯友光電との合併でAUOが成立した後は工場長、協理、ATC副総経理を歴任し、10年に同社を離職した。

 なお同氏はAUO時代にLTPSパネルの量産開発に携わっている。今回、華星光電が設置する第6世代LTPS工場は同社にとって中小型パネル分野への初参入となり、その責任者に抜てきされたということから、劉氏への期待の高さがうかがえる。