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イノラックス、3月は5割増収【表】


ニュース 電子 作成日:2014年4月10日_記事番号:T00049682

イノラックス、3月は5割増収【表】

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が9日発表した3月の連結売上高は前月比50.1%増、前年同月比16%減の373億2,200万台湾元(約1,270億円)で、友達光電(AUO)を上回った。10日付工商時報が報じた。

 イノラックスの3月出荷枚数は、大型パネルが1,250万枚で前月比39.9%増、中小型パネルが2,996万5,000枚で同30.6%増だった。

 中国のテレビメーカーの輸出強化を受けて、日韓のテレビ大手もパネル調達を拡大しており、主流サイズの32、40、42インチパネルの需給が逼迫(ひっぱく)している。39、48インチパネルは供給不足だ。

 また、中国の労働節(メーデー、5月1日)連休に向け、超高解像度4K2Kパネルや曲面パネルを搭載したテレビが相次いで量産され、パネルメーカーの売上高を押し上げている。

 イノラックスの第1四半期連結売上高は895億6,000万元で、前期比7.9%減、前年同期比23.3%減だった。2期連続で最終赤字だった恐れがある。ただ、テレビ用パネル価格の下落が4月上旬に止まり、パネル需要が5月まで続く見通しで、4~5月の売上高が高水準で推移し、第2四半期は黒字の見通しだ。