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学生リーダーのTシャツ競売に、2667万元で落札?


ニュース 社会 作成日:2014年4月11日_記事番号:T00049688

学生リーダーのTシャツ競売に、2667万元で落札?

 中台サービス貿易協定に反対し、立法院の議場を占拠してきた学生運動グループのリーダーの1人、「小熊」こと陳為廷氏が実際に着用していた黒いTシャツがオークションにかけられ、入札価格がどんどん高騰して、最終的に2,667万台湾元という途方もない金額で落札された。


24日間の戦いが、陳氏のTシャツの価値を考えられないほど押し上げた(9日=中央社)

 学生らが立法院から退去を前にした9日深夜、陳氏は議場の外で開かれた座談会に出席し、発言していた際、突然立ち上がって着ていたTシャツを脱ぎ、集まっていた聴衆に向かって投げ込んだ。

 幸運にもこのTシャツをつかみ取った聴衆の1人はさっそく10日正午過ぎにオークションサイト「露天拍売」に出品。その説明欄に「野獣系かつ純真な心の持ち主で、この20数日の間に多くの少年少女のハートをつかんだ小熊の、汗が染み込んだTシャツを入手した」「濃厚な民主フェロモンを含んだ救国Tシャツ」などと記した。

 また出品者は、今回のオークションで得た収入はビール1瓶とフライドチキン1個分の代金を差し引いた後、残りを中華民国体制を打倒し、台湾の独立建国を目指す「公投護台湾聯盟」に寄付すると表明している。

 なお同Tシャツは社会運動関連の商品を販売するネット小売業者の「激進工作室」がデザインしたもので胸の部分に「自己国家自己救 FUCK THE GOVERNMENT」(自分の国は自分で救う)とプリントされており、現在問い合わせが相次いでいるそうだ。

 そして18日午前11時30分を期限として1元からスタートしたオークションは、5時間もたたずに入札価格が10万元を突破し、きょう(11日)午前1時ごろには100万元に到達。さらに午前11時ごろに400万元、正午には700万元と驚異的な上昇を続け、ついに午後2時38分に2,667万6,666元で落札した。

 どうやら悪ふざけによる入札が行われているようで、落札価格で実際に購入されることはなさそうだ。