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王立法院長の党籍確認訴訟、国民党が上訴


ニュース 政治 作成日:2014年4月11日_記事番号:T00049690

王立法院長の党籍確認訴訟、国民党が上訴

 王金平立法院長が与党国民党を相手取り、党籍存在の確認を求めた民事訴訟で、国民党は10日、原告勝訴の一審判決を不服として上訴した。11日付自由時報が伝えた。


11日の本会議に臨む王立法院長。国民党の上訴にも「平常心で向き合う」と述べた(中央社)

 王立法院長は同日、「国民党による上訴決定を尊重する。今後のことは弁護士に処理を任せたい」とコメントした。

 訴訟は当初、王立法院長が昨年9月、検察幹部への圧力疑惑で党籍剥奪処分を受けたことを不服として起こしたもので、王立法院長と馬英九総統の党内抗争が一気に表面化した。

 その後、中台サービス貿易協定に反対する学生運動で、王立法院長が立法院の議場を占拠した学生らに歩み寄り、中台協定を監督するための条例成立を優先させる姿勢を示したことも馬総統との新たな対立材料となっていた。

 国民党は学生らが立法院の議場からまさに退去しようするタイミング(10日午後)で上訴に踏み切っており、王立法院長に対するあからさまな当てつけと受け取られている。