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生保業界の新規保険料収入、Q1は予想外の13%増


ニュース 金融 作成日:2014年4月11日_記事番号:T00049696

生保業界の新規保険料収入、Q1は予想外の13%増

 生命保険業界の第1四半期の新規保険料収入は、市場予想に反し、前年同期比13%増の2,930億台湾元(約1兆円)に伸びた。特に3月の同収入は1,000億元を超えた。11日付工商時報が伝えた。

 金融監督管理委員会(金管会)は保険商品が投資目的で「疑似定期預金」化している現状を是正するため、昨年第4四半期から変動金利型年金保険の規制などに乗り出し、保険業界からは新規保険料収入が年間で30%以上減少しかねないといった懸念の声が上がったが、ふたを開けてみると、保険料収入は伸びを維持した格好だ。

 第1四半期の新規保険料収入は、国泰人寿保険(キャセイライフ)が11%増の610億元で首位。富邦人寿保険は60%増の561億元、南山人寿保険が422億元、中国人寿保険が73%増の299億元でそれぞれ続いた。

 国泰人寿は、契約期間8年で、ニュージーランドドル建て、年5%の配当を保証する投資型保険商品が人気を集めた。このほか、各社は変動金利型の保険商品の販売が近く停止されるといったセールストークで、業績を伸ばした。