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TSMCのQ1売上高、予測上回る1482億元【図】


ニュース 電子 作成日:2014年4月11日_記事番号:T00049709

TSMCのQ1売上高、予測上回る1482億元【図】

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した第1四半期連結売上高は1,482億1,500万台湾元(約5,000億円)で前期比1.7%増、前年同期比11.7%増となり、同社が上方修正した1,470億元の目標をも上回った。3月連結売上高は499億5,600万元で前月比6.7%増、前年同月比13.2%増だった。11日付工商時報が報じた。

 第1四半期はロー~ミドルエンドスマートフォン向けチップの需要が旺盛で、28ナノメートル製造プロセスでクアルコム、聯発科技(メディアテック)、中国の展訊通信(スプレッドトラム)、深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)などから受注を獲得した。

 第2四半期も28ナノプロセスは受注が満杯となっている。この他、8インチウエハー工場も、液晶ディスプレイ(LCD)ドライバIC、電源管理IC、微小電子機械システム(MEMS)の受注で稼働率が9割以上だ。12インチウエハーでもスマートフォン向け液晶ドライバICの他、ネットワーク機器、パソコン、カメラセンサー向けで各製造プロセスが埋まっている。

 証券会社は受注状況から第2四半期の連結売上高は15~20%の成長が見込め、1,700億~1,800億元で過去最高を更新すると予測した。