ニュース 社会 作成日:2014年4月14日_記事番号:T00049714
「LINE(ライン)」といえば、台湾でも大勢のスマートフォンユーザーが利用する人気無料通話・メールアプリとなっており、このほど大きな盛り上がりを見せた反・中台サービス貿易協定の学生運動「ヒマワリ学運」でも学生同士の連絡や主張の拡散に大きな威力を発揮した。しかし、このアプリ、コミュニケーションのツールとしてだけではなく、ビジネスにも強力な武器として活用が広がっているようだ。
あるタクシー運転手は、日常業務で出会った乗客のうち、上客と見込んだ相手にLINEの連絡先を伝え、「今度、タクシーを呼ぶときは連絡してください」と告げるという。特に、海外旅行に出かけて帰台する際、飛行機に乗る前にLINEで連絡しておけば、空港に着いてすぐにタクシーに乗ることができ非常に便利だとアピールした。
また、学校の近くで飲料スタンドを経営する業者は、お昼時になると多くの学生から注文を受けるそうだが、LINEを活用することで非常に効率的に配送することが可能になったという。
このほか鶏肉販売業者は、昨年6月に市場でのニワトリの解体が禁止されて以降、業績が落ち込んだため店舗の賃料が払えなくなり、電話やインターネットで連絡を受けて自宅で解体する方式に切り替えざるを得なくなった。
その際、なじみの顧客にLINEで「一定以上の注文なら、自宅までお届けします」と宣伝を打った。すると顧客からは「最近ではLINEで新鮮な鶏肉が買えるようになったのか」と驚かれたそうだ。
ただインターネット上には詐欺行為があふれており、好意を装って近づき、金をだまし取る者もいるため、LINEを利用した商売は、双方ともに注意が必要だ。
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