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一部学生が暴走、警察署包囲で批判受ける


ニュース 社会 作成日:2014年4月14日_記事番号:T00049715

一部学生が暴走、警察署包囲で批判受ける

 中台サービス貿易協定に反対する学生グループが10日に立法院の議場から撤退した後、徹底抗戦を叫ぶ一部の学生らが立法院敷地内の広場で座り込みを続けたものの、11日昼までに台北市警察局によって排除された。これを不満とした学生1,000人が同日夜、所轄の中正第一分局(警察署)を包囲して抗議、方仰寧局長は謝罪を迫られ、口頭で辞任を表明したが、郝龍斌台北市長は公権力の正当な行使だとして方局長への支持を表明し、辞任を認めなかった。今回の事件に対しては学生側が暴走したとの見方が多い。


郝市長(左)は方局長(右)の手を握って対応は正当だったと励ました(12日=中央社)

 郝市長は12日に中正第一分局を訪れ方局長をねぎらうとともに、市民の忍耐や警察官の体力的負担が限界に達する中、学生が行った警察署包囲は非常に問題のある違法集会で決して容認しないと強調した。

 13日付蘋果日報が掲載したアンケート調査によると、学生側に問題があり、警察を支持するという回答が全体の57.11%(有効回答件数499件)に上った。フェイスブックに立ち上げられた「方局長を無期限で支持する」ページには14日午後2時現在で26万9,000件の賛意が寄せられている。一方、学生運動リーダーの林飛帆氏はフェイスブック上で、包囲活動を指揮したとされる台湾大学の学生、洪祟晏氏に対し、「実際の発起人ではないのに現場に一体感がないを見て指揮役を買って出ており、責任感は素晴らしかった」と包囲活動を擁護したと受け取れる発言を行った。