ニュース 商業・サービス 作成日:2014年4月14日_記事番号:T00049728
飲食店チェーン大手、王品集団(ワン・グループ)の戴勝益董事長は11日、今後は平均客単価300台湾元(約1,000円)以下の中低価格ブランドに注力していく考えを明らかにした。12日付工商時報が報じた。
同社は、ステーキハウスの「王品」や「西堤牛排」、鉄板焼きの「夏慕尼」、和食の「芸奇」や「陶板屋」といった高単価ブランドが売上高75%を占めている。一方、鉄板焼きの「hot7」、とんかつの「品田牧場」、鍋料理の「石二鍋」など中低価格帯ブランドは14.6%にとどまっている。
戴董事長は「高級店ではチェーン展開を拡大できない。中低価格帯で庶民に受け入れられるのが経営の王道だ」と指摘。中低価格ブランドの売上高構成比を10年以内に45%、2030年までに85%に引き上げると述べ、昨年から再開した「1年1ブランド設立」戦略でも高級路線は取らないと語った。
なお同社は中国での売上高が昨年下半期から今年第1四半期まで一貫して50%以上の大幅増収を記録。新ブランドや新規出店だけでなく、既存店舗の売り上げ増も貢献しており、戴董事長は「同市場での努力が実を結んでいる」と強調した。
戴董事長(左)。新竹県のテーマパーク、六福村主題遊楽園に各ブランドのコックや店長とその家族を招待し、貢献に感謝するとともに苦労を労った(11日=中央社)
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