ニュース 社会 作成日:2014年4月15日_記事番号:T00049740
台湾の「外食文化」は広く知られるところだが、このほど経済部が行った統計によると、台湾人が昨年、外食に費やした金額は合計4,366億台湾元(約1兆4,700億円)に上り、さらにその費用は現在も成長を続けており、今年は15%増加して5,000億元を突破すると飲食業界関係者は予測している。これは台北101ビルが約10棟建つ額に相当するそうだ。
外食費が高い成長率を続けている要因としてハンバーガーショップ「淘客漢堡(バーガートークス)」の呉富錦董事長は、仕事を終えてお腹が空いているものの、疲労しているため自炊せず外食や冷凍食品で夕食を済ませるサラリーパーソンがますます増えていることが背景にあると指摘している。
またあるインターネット業者が調査したところ、1週間に11回以上外食する台湾人が40%近くを占めることが明らかとなった。これはほぼ毎日2食以上を外で食べている計算だ。
ただ、物価が上昇する昨今、「外食族」は最大の懸念にやはり「食費がかさむこと」と挙げており、90%以上が「昼食は150元以内に収めることが望ましい」と回答した。
こうした中、インターネット上の共同購入型サイトでクーポン券を購入すれば通常より30〜50%安く食事を取ることができるため、大手サイトの「夠麻吉(GOMAJI)」では、飲食店のクーポン券購入が売上高全体の40%を占めているという。
例えば同サイトでマクドナルドの朝食セット「経典大早餐」(75元)の「買一送一(1セット購入でもう1セットおまけ)」クーポンを販売したところ、3日間で10万枚が売れたそうだ。
なお共同購入サービス業者は、50%引きなど短時間で売り切れる大幅割引商品を購入するには、業者が新たな商品をアップする午前9時ごろにサイトを訪問するのがこつだと秘訣(ひけつ)を伝授している。
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