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国民党絶対多数、「シンガポールを手本に」=蕭万長氏


ニュース 政治 作成日:2008年1月15日_記事番号:T00004976

国民党絶対多数、「シンガポールを手本に」=蕭万長氏


 国民党が立法委員選挙で圧勝し、同党のみで全議席の7割以上占めることになったことについて、同党の副総統公認候補である蕭万長氏は14日、同じような状況でシンガポールは台湾の2倍の国民所得を達成しているとして、同国のあり方を「手本とすべき」との認識を示した。シンガポールでは、定数84の国会で、与党の人民行動党(PAP)が82議席と、全議席独占に近い状態となっている。

 これに対し、14日付中国時報は、シンガポールで行われているのは真の民主政治ではなく、本質的には権威主義体制だとして、蕭氏の民主主義に対する認識に疑問を投げ掛けた。

 さらに同紙は、一党による権威主義体制が長く続けば、確かに経済効率は上がり、国力も増大するが、これは蒋介石・蒋経国両総統の時代とよく似ていると指摘し、台湾は権威主義の時代に逆戻りすべきではないと釘を刺した。