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嘉義食品の焼きビーフン、期限切れ調味料使用


ニュース 食品 作成日:2014年4月16日_記事番号:T00049784

嘉義食品の焼きビーフン、期限切れ調味料使用

 油飯(台湾風おこわ)など「呷七碗」ブランドの加工食品で知られる嘉義食品工業(新北市中和区)が焼きビーフン(炒米粉)に使用期限が切れた調味料を使用し、台湾全土に出荷していたことが判明した。新北市政府衛生局は15日、嘉義食品に264万台湾元(約900万円)の罰金処分を下した。16日付蘋果日報が伝えた。


問題商品は3,000キロ余りが市場に出回った(15日=中央社)

 衛生局は先月27日、焼きビーフン、油飯の3商品で成分不当表示を発見。生産ラインを調査したところ、焼きビーフンに使用期限が切れた調味料の使用が明らかとなった。問題の焼きビーフンはスーパーマーケット、全聯福利中心(Pxマート)や伝統市場で販売されており、撤去を嘉義食品に指示したが、嘉義食品はなおも販売を継続していた。衛生局が立ち入り検査を行ったところ、調理場にゴキブリがいるなどの問題点も見つかり、罰金額が加重された。

 嘉義食品は同日、過失を認め、消費者からの返品を受け付けると説明した。

 中華民国消費者文教基金会(消基会)は「非常に悪質だ」と同社の対応を批判。同商品を食べて問題が発生すれば、代金の3倍に当たる懲罰的賠償金を請求すべきだとコメントした。