ニュース 社会 作成日:2014年4月17日_記事番号:T00049797
環境保護署(環保署)は16日、環境影響評価委員会大会(環評大会)を開き、苗栗県三義郷における省道「台13線」の外環道建設計画に対する審査を行い、専門小委員会に差し戻すとの決定を下した。同計画については建設予定地周辺に生息し、絶滅の恐れがあるベンガルヤマネコの台湾亜種「タイワンヤマネコ(石虎)」を保護すべきとの観点から市民の間に建設中止を求める動きが広がっており、今回の決定を左右したとみられる。17日付聯合報が報じた。
同日、環評大会が開かれた環保署周辺には環境保護団体の呼び掛けに応じ、タイワンヤマネコの保護と道路建設中止を支持する市民が多数集結。一方、同計画を推進する劉政鴻・苗栗県長も、渋滞の緩和を訴える地元住民など約500人を率いて北上。双方の支持者が環保署の前でにらみ合う事態となった。
こうした中で行われた環評大会では、「タイワンヤマネコの保護と交通の改善を両立するプランを提出し、専門小委員会に再審査を申請すべき」との決議が行われ、計画を決定した交通部公路総局もこれに従うと表明した。
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